ミリタリーテーラード裏のパイピング

ミリタリーテーラードF-1MOD 4B JACKETの各部詳細

 

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デザインソースは1980年代フランス軍のF-1 FIELD JACKET。様々な要素を盛り込みメリットの最大化を企てた結果、最終的にはテーラードジャケットやサックコートを模すことになった。

 

ミリタリーテーラードのチェンジボタン

洗濯機が普及する1940年以前のヴィンテージワークウェアなどに見られる二重リングによるボタン取付け方法。これをチェンジボタンと言う。

メインボタンのみの実装だが洗濯機や裁縫道具を所有しないミニマリストに向けて。

 

襟にあるネップ

ヘリンボーンの生地に程良く入ったネップがヴィンテージの趣となっている。(※ネップ:糸継ぎによって発生する糸のダマ)

最初からヴィンテージ感を出すことで出来るだけ普段使いの劣化を許容できるように配慮した。

 

オールドアメリカンファスナーの隠しポケット

1970年代風の隠しポケットをひとつ採用した。隠しポケットなだけに詳しく紹介できない、申し訳ない。またSNSやブログなどでも記事にしないで頂けると大変有難い。

ところでこのジャケットは襟を立てて着用することは想定していない。

 

裏に配置したベルトループ

ウェストにドローコードは無く、ベルトループに変更してある。その実態は補強を目的とした当て布だが、このベルトループにEDC(Everyday Carry)やパラコード、簡単なポーチを装着しても良いかも知れない。

 

ピボットスリーブのような袖

脇回りの形状を変形したアームホールとし、運動量を確保した。イメージとしては、1920年代のハンティングジャケットなどに見られるピボットスリーブが近いだろうか。

 

採寸メジャーと生地

サイズについてはコートを重ね着することとロードバイク乗車時の空気抵抗を意識し、やや細身に設定。トールサイズ設定があり、身長180cm付近の痩身体にも対応。詳細はチャートにて。

 

 

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